日本Ruby会議2010＠つくば国際会議場(3日目/AM)

今年は、仕事都合で最終日のみ参加しました。

Rubyでクラウドを便利にする方法〜ニフティクラウドの事例〜

• IaaSはプログラマブルなデータセンター、今まで手動だったものを簡単に自動化できる。
• でもミドルウェアの設定は楽にならないので、wakame-fuelとかのツールを使う。
• ニフティクラウドの運用は、Ruby系ツールが多い。
• 個人解放やバックアップサービスも計画中らしい。

Rubyによる分散ストレージシステムの実装

• CASTOROは、巨大データ(数百KB〜100GB)を扱える分散ストレージ。HTTPとNFSでアクセスできる。
• 新しいものを設計するときに、何を捨てるかが結構大事だなぁと思った。(CASTOROの場合は、文字列キーやキーのユニーク性、データのアップデートなど)

(資料)

• • Castoro / RubyKaigi2010

RWikiと怠惰な私の10年間

• dRubyによる分散・Webプログラミングが初刷5周年。
• Ruby会議2010は、RWiki 10周年記念イベント。
• 何か問題があっても、基本的にはガマン。外部からの指摘があったら、修正する。
• 自発的に修正しても、意外とみんなは困っていなかったりする。
• 問題が起きたら、その都度対応するくらいがいい。初めから予想して設計するのは難しい。

Practical Ruby Projects with MongoDB

• 開発者はデータではなくオブジェクトを扱うので、RDBMS(SQL)はニーズにあってない。
• MongoDBは、オブジェクトをネイティブで永続化できる。
• MongoDBは、スキーマレス・ドキュメント指向(Binary Jsonでストア)・巨大データが扱える・高速・UPSERTが特徴。
• といっても、RDBMSに完全に置き換わるものではないので、トランザクションが必要な場合とかはRDBMSで。
• MongoDBとアプリケーションサーバは別々のサーバにした方が良い。(MongoDBがメモリくうから)

日本Ruby会議 2010, 8月27日〜29日