日本Ruby会議2009@学術総合センター 1日目

日本Ruby会議2009に行ってきました。
Ruby初心者の私にはレベルが高かったです><
それでも高井さんの「『エンタープライズRails』に学ぶ企業ユーザのためのRails活用の極意」は、プレゼンも面白く、非常に勉強になりました。
笹田さんの「Ruby VMの高速化の展望」は、ほとんど理解できず。。。

Using Git and GitHub to Develop One Million Times Faster(Scott Chacon氏 (Git Hubの人))

  • Gitの使い方を良く分かっていないので、少々難しかった。Git勉強しよう。
  • Git Hub
    • easy to share.
    • easy to submit patches.
    • easy to accept patches.
    • easy to find projects.

Pragmatic Patterns of Ruby on Rails - 現場で役立つRuby on Railsパターン(大場 寧子氏)

  • RoRで複雑で大きなアプリを作るとき、書き方バラバラとか品質揃わないとかでメンテしにくいことが多い。
  • 大規模アプリでは、メンテも考え、コードを良い状態に保つことが大切。
  • で、コードを良い状態に保つために、パターンを利用する。
    • 共通パターンを作る
    • 控えめにDSLを使う
    • パターン使えば、効率上がる
  • RoRにおいて自然なコードを書く。
  • RESTから逃げちゃダメ。

エンタープライズRails』に学ぶ企業ユーザのためのRails活用の極意(高井 直人氏)

  • Ruby会議のエンタープライズ枠は、高井さん。
  • エンタープライジーな人向けの話し。
  • 会社にとって一番大切なのは、「データ」です。
  • データ中心アプローチ(DOA)
    • プロセスではなく、データの構造やその流れに着目してシステム設計を行う
      • プロセスよりもデータの方が安定的
      • 要求をデータに対するものとして体系化できる
      • データモデルで業務ルールの分析ができる
  • RailsDOA
    • (類似点)
      • RDBMS前提
      • モデル中心
      • モデルに対するCRUD分析重視
    • (相違点)
      • データモデル重視しない
      • 業務ルールはアプリ層のみで実現
      • リソース指向アーキテクチャ
  • DOA - Rails = 『エンタープライズRails
  • データ保護は、アプリ層だけでは不十分。
    • アプリ層ではバリデーション、データベースでは制約検証
    • データベースの制約アプローチ
      • NOT NULL制約
      • チェック制約
      • 外部キー制約
  • 複合主キーによるアプローチ
    • 親-子-子のような構成での複雑なSQLを減らす
    • composite_primary_key
    • 無駄なSQL発行しやがって!!
  • 複雑なクエリーには、ビューを作成する。

ということで、『エンタープライズRails』を購入しました。

静的型付けを持ったRubyっぽい言語の設計と実装(橋本 和典氏、木山 真人氏)

Ruby VMの高速化の展望(笹田 耕一氏)

  • Ruby 1.9.1でYARV同梱が公式になった。
  • 高速なJavaScriptエンジンとかでているので、Rubyもどうにかしたい。
  • 猫も杓子も"JIT Compiler"
  • 最近の活動
  • 今後の活動
    • ハイパフォーマンス計算向けRuby(HPR)
    • Ruby MVM(Multiple Virtual Machine)
    • Ricsin
      • RubyにCを埋め込む
    • 組込Ruby

Lightning Talks

Key-Value系の話とRoRのスケールアウトの話が面白かった。
RoRのスケールでは、RDBMSがネックになるし、Cloud DBでは遅いので、クエリーをひたすらキャッシュさせるしかないんじゃないという話に興味を持った。


日本Ruby会議2009