第17回オープンソーステクノロジー勉強会@GREE -Debianネタ-

GREEさんの第17回オープンソーステクノロジー勉強会に行ってきました。
今回は、「誤解と実際 〜 「パブリックイメージ」と自身が関わってきた「でびあん」について」ということで、Debianネタ。
以下、参加メモ。

「でびあん」について -Debian JP やまねさん-

  • でびあんは難しいって言われるけど、そんなことない。
  • でびあん
    • Universal OS
    • DFSG(OSDの基になった)
    • Free以外でも拒絶ではない(contrib,non-free,debian-multimedia.org)
    • ボランティアベースのディストリビューションで、誰でも参加できる

Debian New Maintainer Process -Debian JP 岩松さん-

  • Debian Developer(DD)になるためのチェックプロセス
  • 12プロセスからなり、実技試験もある
  • Application Manager(AM)は若い
  • まずは、DDとのPGP/GPGキーサインから
  • FTBFS(fail to build from source)
  • Ian Murdockも現在DAM待ち
  • NM登録は、ここから
  • NM Processを経験して
    • 楽しいことが多い(技術習得,人との交流,世界観変わる)
    • NM Processは難しくない
    • 英語も何とかなる、やる気が大事
  • 質疑応答にて
    • 嫁がよくできているので、結婚していてもNM Processできた
    • 学生のリクルート難しい(プログラミング意欲がない感じがする)

Debianはどのようにして開発されているの? -Debian JP やまねさん-

  • まずは、RFP/ITPをBTS
  • 独自でパッケージ作れるけど、公式パッケージにした方がよい
  • 様々な依存チェックツールがある(「拡張子が同じだけのRPMとは違うのだよ」)
  • builddで各アーキテクチャをサポート
  • Rubyの公式サポートプラットフォームは、Debian i386のみ
  • でびあんの「で」はデレの「で」

感想

Debianはボランティアベースで誰でもWelcomeだけど、その開発プロセスはしっかりしていると思った。
NM Processもオープンにされており、開発者の任命プロセスも良く出来ていると感じた。(何年も放置される場合もあるらしいが。。。)
もう、リリース遅いとか言いません。
懇親会には、仕事都合で参加できず。


http://labs.gree.jp/Top/Study/20090410.html
http://labs.gree.jp/Top/Study/20090410/Report.html