Vagrant で仮想マシンを構築する(4) 仮想マシンのネットワーク
仮想マシンで使用できるネットワークは、以下の3つがあります。
- フォワードされたネットワーク
- プライベートネットワーク(ホストのみのネットワーク)
- パブリックネットワーク(ブリッジネットワーク)
フォワードされたネットワーク
ホストの特定ポートへのアクセスを仮想マシンへ転送するネットワーク構成です。
以下のように転送したいポートを Vagrantfile へ設定します。
Vagrant.configure(2) do |config| config.vm.network "forwarded_port", guest: 80, host: 8888 end
デフォルトのプロトコルは tcp ですが、udp も転送できます。
Vagrant.configure(2) do |config| config.vm.network "forwarded_port", guest: 80, host: 8888, protocol: 'udp' end
プライベートネットワーク(ホストのみのネットワーク)
ホストと仮想マシンだけ、また仮想マシン同士を接続するプライベートなネットワーク構成です。
仮想マシンへ割り当てるスタティック ip アドレスを設定します。
Vagrant.configure(2) do |config| config.vm.network "private_network", ip: "192.168.56.10" end
VirtualBox のホストオンリーネットワークアダプタ vboxnet も設定してくれます。
パブリックネットワーク(ブリッジネットワーク)
仮想マシンがホストと同じネットワークに接続される構成です。
ブリッジに使用するホスト側のネットワークインタフェースを設定します。
Vagrant.configure(2) do |config| config.vm.network "public_network", bridge: 'en0: Wi-Fi (AirPort)' end
まとめ
Vagrant のネットワーク設定は、複数の構成を組み合わせることができるので、柔軟なネットワーク構成を簡単に作成することができます。
Networking - Vagrant Documentation