フューチャリスト宣言
id:umedamochioと茂木健一郎氏の対談集。
未来に対する、底抜けに明るい雰囲気が感じられた。
二人の対談を読むことで、id:umedamochioが言っているオプティミズム(楽天主義)の本質が一層理解できるのではないだろうか。
本書を読んでいく内に、id:umedamochioのウェブ世界に対するオプティミズムに、「それは言い過ぎだろう」と思うところもあったが、
さらに読みすすめていくと、確信犯的に語っているところもあるのではないかと感じるようになった。
この確信犯的楽天発言には、
・コミュニケーションとかほとんどウェブでできるけど、「Face to Face」で会う時はウェブではできない創造的なアウトプットをしないとダメ。
創造的なアウトプットをするために、いろいろ模索しないとね。
・日本のウェブに対する考えって悲観的だけど、ウェブって楽しいし、こんなすごいこともできるんだよ。
なんで悲観的なの?とりあえず、やってみようよ。
というメッセージが込められていると感じた。
本書について言えば、巻末の「もうひとつの地球」を読むだけでも価値のあるものだと思った。
id:umedamochioの講演を聞いた慶応義塾普通部の中から、将来GoogleやYouTubeを超えるサービスを作る人材が現れるであろう。
私も技術者として、とんがった技術を身に付け、未来創造の意思をもってウェブ社会を疾走したいと思った。
- 作者: 梅田望夫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/08
- メディア: 新書
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