KVM/QEMUでのネットワーク設定
- NAT
KVM環境に組み込まれたQEMU FW/DHCPとQEMU DNSが、ゲストOSにネットワーク設定を行う。
ゲストOSから外部へのアクセスは可能だが、外部・ホストOSからゲストOSへのアクセスは不可。
起動オプション : -net user
- ゲストOSへのポートバインド・ポートリダイレクト
ホストOSの特定ポートとゲストOSの特定ポートをバインドさせ、ゲストOSへアクセスする。
ゲストOSで公開したいポート毎に設定する必要がある。
起動オプション : -net user -redir
(例)ホストOSのTCP/2222をゲストOSのTCP/22にバインドする : -net user -redir tcp:2222::22
- 内部ネットワーク(ゲストOS同士での通信)
ゲストOS同士のみ、通信可能。外部とは一切通信できない。
TCPソケットを使った通信も可能。
起動オプション : -net nic,macaddr -net socket
- ブリッジネットワーク
ブリッジインタフェースを使用して、ホストOSとゲストOSが同ネットワークに接続されているように見える。
起動オプション : -net nic,macaddr -net tap,ifname=tap0,script=/etc/kvm/kvm-ifup