グーグル的思考 -Googleならどうする?-
Googleの法則をいろいろな業界に当てはめるとどうなるかということを書いた本です。
本書でGoogleの法則としている、オープン性・ユーザ(消費者)の信頼・ニッチ・スピード・ネットワーク化・プラットフォーム化については、私も同意見なので読みやすかった。
本書後半に書かれているGoogleの法則を他業界に適用する考察については、極端過ぎるものもあったが面白いなぁと感じた。
特に教育については、非常に興味深かった。
すでに、大学の講義がネットで公開されたりしているが、さらに様々な教育機関が講義を公開し、受講する人同士がコミュニティを形成して知識を深めていくことができれば、良い社会になるのではないかと感じた。
Googleの法則(オープン性・プラットフォーム化 etc)については様々な本で書かれているので、Google本を何冊か読んだことがある人には退屈な内容かもしれません。
(読書メモ)
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- 重要なのは失敗したことではなく、それにどう対応するか
- 統制と信頼は反比例の関係にある
- ガラス張りの時代は、許しの時代であるべきだ
- オープンな対話が重要
(目次)
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- 統治するグーグル
- 新しい関係性
- 新しい構造
- 新しい公共性
- 新しい社会
- 新しい経済
- 新しいビジネスの現実
- 新しい心構え
- 新しい倫理
- 新しいスピード
- 新しい義務
- グーグルが世界を支配したら
- メディア
- 広告
- 小売業
- 公益事業
- 製造業
- サービス
- 金融
- 福利厚生
- 公共機関
- 例外の業界
- グーグル世代
- 統治するグーグル