マイクロソフト戦記 -世界標準の作られ方-
本書は、Windowsがデファクトスタンダードになるまでの経緯を当時の関係者が書いたものである。
MSXのデファクトスタンダード失敗から始まり、その経験を活かしWindowsがいかにデファクトスタンダードになりえたかが明らかにされている。
Windowsが緻密な計画によりデファクトスタンダードになったわけではなく、かなり幸運に助けられていることが分かる。
といっても、幸運ばかりではなく、ぎりぎりの状態でWindowsをリリース、デファクト化したMicrosoft社の技術力、交渉力の高さを改めて痛感した。
(読書メモ)