その男、悪魔か救世主か
NHKドラマが面白かったので、原作も読んでみた。
原作も面白い。
ちなみにドラマとは、別ストーリーになっている。
本書は、冒頭にある以下の但し書きのとおり、1989年から2004年までの現実の日本経済を踏襲している。
本書は、フィクションである。登場する企業、団体、人物は全て架空である。
ただ、読者により親近感を持っていただくために、歴史的流れについては、実際の時間の流れを大切にしている。
この「失われた十数年」のハゲタカの活躍?が克明に描かれている。
企業再生とは何か、企業買収とは何か、企業のあるべき姿とは何かということを考えさせられた。
外資系金融機関による企業再生、企業買収が正しい選択だったかは分からないが、
本書主人公の鷲津政彦は、効率を重視した外資の考え方に、日本人の心を合わせ持った最強のハゲタカではないだろうか。

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