ミスを防ぐ方法

手作業で行う場合には、どうしてもミスは発生する。まずこれを認める必要がある。完璧に作業をすることは不可能だ。だから、チェックによってミスを見つけ、リカバーしなければならない。このとき、作業をした本人がそのチェックをするのは安全ではない。何故なら、ミスのほとんどは「思い込み」によって生じるからだ。思い込みを持った人間がチェックすると、その思い込みのまま確認するだけで、ミスを見逃すことが多い。したがって、その「思い込み」を忘れる必要がある。それが、頭を冷やすという意味だ。冷静で客観的になるには、ひとまず自分が作ったことを忘れ、別の人格になることが是非必要である。
 それ以外に、作っている途中でいえることを1つだけ。効率を上げるために「あとでまとめてやろう」という作業がミスを生む確率が高い。多少効率が下がっても、ひとつひとつの手順を確実に進める方がミスが少ない、と経験的に認識している。

思い込みに注意。チェックは別人格で。