【lenny】KVMにWindows2000をインストール

lennyでカーネルが2.6.25になりKVM*1が使えるようになったので、KVMを導入、ゲストOSとしてWindows2000をインストールしました。


1. KVMおよびQEMUのインストール

# aptitude install kvm qemu

/etc/init.d/kvmからkvmモジュールが読み込まれる。

# lsmod | grep kvm
kvm_amd                22804  0 
kvm                   113368  1 kvm_amd

Intel CPUの場合は、kvm_intelがロードされる。
ちなみに、使用しているCPUがハードウェア仮想*2がサポートされているかは、下記コマンドを実行して確認。何か出力されればサポートされてます。

# egrep '^flags.*(vmx|svm)' /proc/cpuinfo


2. /dev/kvmへのアクセス権設定
/dev/kvmへのアクセス権を設定。KVMを使用するユーザをkvmグループに追加。

# usermod -G dialout,cdrom,floppy,audio,video,plugdev,netdev,powerdev,kvm <username>


3. ゲストOSのインストール
今回は、Windows2000をインストール。
まずは、ディスクイメージを作成。

$ qemu-img create -f qcow win2000 30G
Formatting 'win2000', fmt=qcow, size=31457280 kB

CD-ROMからインストール。

$ kvm -hda win2000 -cdrom /dev/cdrom -boot d -m 512 -monitor stdio


できた。

次回からは、以下のコマンドで起動。

$ kvm -hda win2000 -boot c -m 512 -monitor stdio -localtime


4. まとめ
結論から言うと、簡単にインストールできた。Xenと比べると楽々インストールです。
Windows2000をインストールした感じでは、パフォーマンスも良さそうです。
いろいろ試したい。

*1:「Keyboard/Video/Mouse」でも「K Virtual Machine」でもないです。「Kernel-based Virtual Machine」のこと。

*2:Intel VTとかAMD-Vとか