ゲストOSのDebianにVMware Toolsをインストール

VMware Toolsをインストールすることで、下記のような機能を実現します。

  • 高解像度のサポート、グラフィックパフォーマンス向上
  • ネットワークのパフォーマンス向上
  • ホストOSとゲストOS間のシームレスなマウスポインタ移動
  • ホストOSとゲストOS間のコピー&ペースト
  • ホストOSとゲストOS間のファイルのドラッグ&ドロップ
  • ホストOSとゲストOS間の時刻同期

VMware Toolsのインストールは、本来ゲストOSのXが起動していない状態で行う*1ようですが、
今回はGNOME上で実行しました。


1. 必要なパッケージのインストール
VMware Toolsのインストールにはgccとkernel-headerが必要ですので、必要なパッケージをインストールします。

# aptitude install build-essential
# aptitude install linux-headers-`uname -r`


2. VMware Toolsのインストール
まず、VMwareのメニューから[仮想マシン]->[VMware Tools のインストール]を選択します。(/media/cdromがマウントされる)
下記のコマンドを実行してインストールを実行します。

# cp /media/cdrom/VMwareTools-7.6.3-94249.tar.gz /usr/local/src/
# cd /usr/local/src
# gzip -dc VMwareTools-7.6.3-94249.tar.gz | tar xvf -
# cd vmware-tools-distrib
# ./vmware-install.pl

インストール先などいろいろ聞かれますが、基本的にデフォルトで大丈夫だと思います。
私の環境では画面解像度を指定した後、Xが再起動しましたが、インストールは完了しているようです。
やはり、Xは停止してインストールした方が良さそうです。

Please choose one of the following display sizes that X will start with (1 -
15):

[1]  "640x480"
[2]  "800x600"
[3]< "1024x768"
[4]  "1152x864"
[5]  "1280x800"
[6]  "1152x900"
[7]  "1280x1024"
[8]  "1376x1032"
[9]  "1400x900"
[10]  "1400x1050"
[11]  "1440x900"
[12]  "1680x1050"
[13]  "1600x1200"
[14]  "1920x1200"
[15]  "2364x1773"
Please enter a number between 1 and 15:

[3]
### 画面解像度の選択後、X再起動!!! ###


3. 時刻同期設定
再ログイン後、時刻同期の設定をしました。

$ vmware-toolbox &
※[Options]タブで、時刻同期を有効化


4. まとめ
GNOME上でインストールしたことでXが再起動し、VMware Toolsのインストールを最後まで見届けられませんでしたが、
ホストOSとゲストOS間のコピー&ペーストなどの機能は使用できるようになりました。
とりあえず、このまま使用してみようと思います。

*1:知らなかった。。。orz