ブログスフィア -アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち-
- 作者: ロバート・スコーブル,シェル・イスラエル,酒井泰介
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2006/07/20
- メディア: 単行本
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ビジネスブログの視点から、その運用に成功したケース、失敗したケース、リカバリケースを紹介しながら、ビジネスブログの正しい運用方法、コミュニケーション方法などを提示している。
ビジネスブログの視点からが多いですが、プライベートなブログでも当てはまるケースばかりだと思いました.
企業のPR部門、マーケティング・広報部門は必読ではないかと思います.
ブログの出現で、今までの「広告」のような一方通行の情報発信では不十分で、ブログのような双方向コミュニケーションツールじゃないと顧客の支持は得られない。でも、ただブログを始めればいいということではなく、やるからにはある程度の覚悟が必要だということが解説されている。
個人的には、第12章にある著者ロバート・スコーブルによる「企業ブログ・マニフェスト」が勉強になりました。
以下、重要と感じたものを抜粋
- 真実だけを話せ
- 良いニュースも悪いニュースも、早く投稿せよ
- 人間らしく話せ
- 失敗したら、いち早くそれを認めよ
- 決して嘘をつくな。
- 決して情報を隠すな
- 更新は頻繁に
特に重要なのは、「失敗したら、いち早くそれを認めよ」だと思いました.
著名人ブログの炎上が度々ニュースになりますが、大抵はコメントに対する反応が遅い、または何も対応しない(時間が解決するだろう)ことが原因ではないかと思います.
炎上理由が自分の誤り、失敗だけとは限らないが、それを認めたり、早急な対応が必要なのだと感じました。
本書が発売されたのが2006年1月(原著)なので、現在の状況は若干異なるかもしれませんが、企業も率先してブログを活用すべきだと感じました.
うまく活用すれば、これほど低コストで効率の良いコミュニケーションツールはないのだから。
※内容とは関係ありませんが、個人的にはこの本の表紙が素敵だなと思ったり・・・。