ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
遅ればせながら、ウィキノミクス読了しました。
本書は、オープンソース・Web2.0の収益モデルについて書かれた本である。
無償で情報(ソースコード)を公開することで何で収益があがるのか、ということをソフトウェア開発だけでなく、様々な業界での成功例を上げて書いている。
本書で書かれていることは、「オープンソースがなぜ成功したのか、するのか」という謎に対する、2007年時点での最適な解答ではないだろうか。
ウィキノミクスの基本原理として、
- オープン性
- ピアリング
- 共有
- グローバルな行動
を上げている。
上記原理は、一人ひとりの個人が取り入れ、実践していくことが重要であると思う。(もちろん社会や企業が取り入れることも重要ですが、まずは個人から。)
また、情報を公開するかしないかではなく、どのタイミングでどこまでどのように公開することが必要なのかを考えなくてはならないと思った。
注釈が多すぎて、読みにくかったです。しかも巻末にあるので、さらに読みにくい。なんとかならないものか・・・。
- 作者: ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/06/07
- メディア: 単行本
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