オープンソースソフトウェアの本当の使い方

本書はOSSの概念や導入事例の紹介に留まらず、技術的なトピック(RDBMSクラスタベンチマーク結果)も扱っている。
OSSに否定的な人や初心者には、オススメできる書籍ではないだろうか。
(新書サイズで値段も手頃なので、お得感がある。ページ数も手頃なのでサクサク読めます。)


以下、重要だと思った事。
OSSのメリットは無償であることではなく、ソースコードが「自由」であること。
 →当たり前のことですが、IT投資決定者には分かってもらえてないと思うので。
・技術者は「自律できる技術」が必要。
 →「自律できる技術」とは、自ら情報を収集し、自ら検証し、自らソースコードの解析を行うといった技術のこと。
・SI企業(OSSを利用、提供する企業)は、高い技術が必要。
 →ソフトハウスに頼らないサポートをすることで、独自のビジネス展開が可能。
  ※商用ソフトウェアのサポートにありがちな、「このバージョンでは対応していない」等からの脱却。


「あなたの技術は、ソフトハウス(開発元)に依存していませんか?」

オープンソースソフトウェアの本当の使い方 (技評SE新書)

オープンソースソフトウェアの本当の使い方 (技評SE新書)