YAPC::Asia Tokyo 2010 2日目@東京工業大学

YAPC::Asia 2010

3年連続の参加ですが、今年は仕事都合で最終日のみ参加しました。

Web API のすすめ 〜巨人にさらなる力を〜

Web APIは速さが重要なので、既存のWAFだと遅いし、不要な機能が多い。
内部構造(コード)が分からないものは、使いたくない。
優秀なツールが多いので、オレオレWAFを実装しよう。

    • Plack
    • Router::Simple
    • JSON
    • DBIx::Connector
    • Object::Container
    • Log::Dispatch

nginx & Perl

nginxは、マルチプロセス・ノンブロッキングIOのため、マルチコア環境でスケールする。
モジュールも多い。

組み込みPerlはconfigure時に指定が必要。(--with-http_perl_module)
DNS lookup、DB accessなどのブロックが発生するコードは書いちゃダメ。
テストには、Test::nginxを使用する。
Plack/PSGIと一緒に使う場合は、リバースProxyとして使用する。

Ajax Application Testing

Ajaxアプリをテストする場合は、JSTAPdを使用する。
ASTAPdは、以下を狙って作った。

    • 各種ブラウザのJavaScriptエンジンを使いたい
    • Ajaxのコードをテストしたい
    • CLIでテストしたい

JavaScriptAjaxとかテストしたことないので、ちょっと難しかった。

Perl5 is Alive!

    • これまでのパッチパンプキンは、仕事が多くて燃え尽きることが多かった。そこで、権限をdelegateすることで、リリース間隔を短くすることができた。
    • これからはPerl6の時代だが、Perl6だけが未来ではない。
    • Perl6とPrel5は別の言語。

「映画にでてくるハッカーになりたい」

立ち見状態でちゃんと聴けなかったが、ログのグラフ化なかなか良かった。

Unix Programming with Perl

Error Noの使い方とか、forkの使い方とか、今まで書いていたコードがあまり良くなかったことが分かり、勉強になった。
スライドとか公開されたら、再度確認したい。

Welcome Perl 6! Is Rakudo Star useful?

途中までしか聴けなかったが、Rakudo(Perl6)遅いし、やっぱりPerl5だよねって感じだった。
でも、Rakudo(Perl6)使ってみようと思った。

私とPerlの関わり

id:acotie黒歴史
自分を褒めてあげるとかは、確かにそのとおりだなぁと思った。

ひとりでつくるTwitter解析サービス

個人でつくっているサービスの構成とか、なかなか聞く機会がなかったので勉強になった。

とある自社サービスの運用事例

認証周りの話(複数のOpenID・OAuthアカウントと一つのアカウントの紐付け)を、もう少し詳細に聴きたかった。

Keynote 〜The Tale of Plack

Plack/PSGIの最大の成功理由はPerlコミュニティ(Perl Monger)であり、Perlという言語が人と人をつなげる言語(glue language)であるという、素晴らしい内容のKeynoteだった。
このようなコミュニティに支えられているPerlは、安心して使える言語であることを再確認できた。

感想

最近、趣味でもPerlを書くことが減っていたので、技術的に非常に刺激になりました。
一昨年、昨年と参加しているのですが、YAPCは他のイベントと比べるとセッションがディープなものが多いと感じていたので、今年はperl-casualセッションで良い感じのバランスになっていたと思いました。
あと、Jesseの「Perl5 is Alive!」と宮川さんのKeynotePerlコミュニティの素晴らしさを再認識しました。
Perlという言語を、これからも使っていきたいと思いました。
みなさん、お疲れ様でした。


YAPC::Asia Tokyo 2010