Ruby/TkでGUIプログラミング その1

Ruby/Tkは、RubyからTkライブラリを使うためのインタフェースです。
Tcl/Tkインタプリタへのコマンド文字列の受け渡しを行うインタフェース(tcltklib)をクラスライブラリ(tk.rb)で包んだものです。
今回は、環境構築です。

Tcl/Tk

Tcl/Tk環境をインストールします。

$ sudo aptitude install tcl tcl-dev tcl-doc tk tk-dev tk-doc

wishを使って、動作確認をします。

$ wish
% label .a -text 日本語表示も可能です。
.a
% pack .a

ウィンドウが表示され、-textで入力した文字列が文字化けせずに表示することを確認します。

tcltklib

tcltklibをインストールします。クラスライブラリ(tk.rb)については、Rubyに標準添付されています。

$ sudo aptitude install libtcltk-ruby1.8


Debian Lennyでは、tclおよびtkのバージョン8.5もインストール可能ですが、libtcltk-ruby1.8がtcl8.4およびtk8.4に依存しています。
8.4と8.5では、wishの際の日本語表示のフォントが異なるようです。*1
8.5のフォントの方が見やすいです。*2

*1:もちろん、フォント以外の違いもありますが。

*2:libtcltk-ruby1.8でTcl/Tk8.5が使いたい。。。